原木しいたけ栽培はコンクリートの壁に原木を打ちつけたり冷たい水に沈めたりして刺激を与えることにより、危機を察したしいたけ菌は子孫を繁栄しようと芽を出します。
大切なのはその後です。
ギリギリまでの暑さ、寒さ、湿度も高低をつけて、その芽にわざと『ストレス』を与えます。
過酷な環境を乗り越えたものが、立派な肉厚のしいたけになれるのです。
自身の力ではなく、豊富な養分のおかげで短期間に大きくなっただけのしいたけは、焼くと見る見る小さくしぼんでしまいます。
どんなものでもそうでしょうが、見た目は同じように見えても、『本物』は必ず『何かが』違います。
そして、誰にでも簡単にはできない。
本物を育て上げるには、計り知れない努力と失敗、試行錯誤を繰り返した果てに完成されるものだと私は思っています。
私、毎日が自分自身との戦いです。
でもこのしいたけは…実においしそう。